- TOP
- >
- 人気のバッグ
収納力のあるバッグ 『バーキン』
偶然の出会いから誕生したバッグ
ジェーン・バーキンから名前を取ったエルメスのバッグ「バーキン」。彼女は移動する際も物が多く、バッグから持ち物があふれるほどでした。
当時たまたま飛行機で横に座ったエルメスの社長デュマ氏が驚いて、ジェーンのためにバッグを作る約束をしました。
1984年に発表されたバーキンのエピソードはエルメスファンなら誰もが知る話です。元々彼女のために作ったバッグなので、間仕切りもなく開口部が広いタイプで、荷物がたっぷり収納できます。留め金を外してフラップを中に入れると、トートバッグのように使うことも可能です。
バーキンの特徴
バーキンは収納することに注目して作られたバッグなので、なんと言っても最大の特徴は大きさでしょう。バーキンのバッグは大きくたっぷり入る容量を持ちながら、外見はスマートで機能性がある画期的なバッグです。使われている金具も1点1点こだわり抜いて作られており、本体の美しさを邪魔しません。
また、エルメスのバッグ全体に言えることですが、同シリーズの中で大きさが選べるというのがエルメスの優れたところです。一般的なバッグですとワンサイズしかないのですが、自分の用途に合わせて大きさを選べるのが良いところです。
ちなみに、一番最初に作られたサイズは40(幅40cm×高さ30cm)で、日本では一番大きなサイズになります。
王妃が愛用したバッグ『ケリー』
ケリーと呼ばれる所以
エルメスのバッグと言えばまず先に思い出されるのが『ケリー』でしょう。
ハリウッド女優だったグレース・ケリーはモナコ王妃になり、彼女がエルメスのバッグを愛用していることが知られるようになり、そのバッグを「ケリー」と呼ぶようになった逸話は誰もが知るところです。当時のセレブはエルメスの高品質で機能的、それだけでなく洗練された美しさに魅了されていました。
ケリーの特徴
発表当時『ケリーバッグ』は世界中の女性の注目を一度に集めました。ブランドの特定銘柄のバッグは一つのデザインしかないことがほとんどです。しかし『ケリー』は2つの縫製によって2つのデザインが存在します。
それは内縫いと外縫いです。
内縫いは生地を中に織り込んで縫製部を隠す方法です。全体的にふんわりして女性らしいイメージになります。フォーマルでもカジュアルでもどちらでも似合います。
外縫いは縫い目を見せて縫製する方法です。内縫いと比較するとすっきりしたフォルムでフォーマルなシーンに似合うバッグです。仕事用にも向いています。この2つの違いは見るとすぐわかります。
ちなみに『ケリー』の中で一番人気があるのは32で、素材のバリエーションが一番多いのは『ケリー20』です。また『ケリー』のデザインで一番人気が高いのは「ケリームー」です。2007年に販売開始されたバッグですが、折りたたんでベルトで締めるタイプです(外側の革と内側の革の間に芯地を入れずに縫製してあり、たためるようになっています)。
ここ10年はケリーの歴史とともに色々なモデルが発表されています。2000年のミレニアム記念の限定販売されたケリードールやクラッチバッグタイプ、リュックなどさまざまなバリエーションがあります。
ショルダータイプのバッグ『ジプシエール』
エルメスによるメンズ用バッグ
エルメスは女性用バッグというイメージがあります。アパレルや小物のラインナップではメンズも多くなってきたので、エルメスが女性だけのバッグを作っているというイメージは少し薄れてきたかもしれません。
『ジプシエール』はメンズバーキンと呼ばれるメンズバッグです。見た目はバーキンに似ており、フロントに金具が取り付けられています。
ストラップを付けてショルダーにして肩から掛けるように作られています。もちろん男性だけでなく女性のユーザーもいて、女性でも使いやすいデザインになっています。
メンズ用なのでサイズは多少大きめで、重量があります。
ジプシエールの特徴
この『ジプシエール』の一番の特徴は大きいタイプでありながらショルダータイプであるということです。エルメスと言うと持ち手がしっかりあり、逆に持ち手のないエルメスはほとんどありません。この『ジプシエール』はその意味からも非常に珍しいデザインです。
バーキンがモデルになっているので、かなりの収納力があります。また実物をご覧になればわかりますが、バッグサイドのマチもたっぷりあり、かなりたくさん荷物を入れても形が崩れにくいというメリットがあります。蓋もしっかり閉まり、外見も美しいフォルムです。
男性用ですが女性が持つと、ハンサムクールなイメージになります。エルメスだからでしょうか、一番大きいバッグでも『ジプシエール』であれば非常に上品に見えるのが特徴です。ちなみに女性が持つなら34、男性なら37がおすすめです。